建設業、個人事業主で独立したら・・・
建設業の現場作業で技術を磨き、元請さんとの関係性も構築できたら、個人事業主として、そろそろ独立をお考えの方もいるのではないでしょうか?
独立を考えた時、大切なことは、仕事を任せられる技術面はもちろん、仕事を期日までに終わらせることができる誠実性、その他必須条件として、各種保険の加入になります。仕事を発注する元請会社からすれば、もしもの事故に備えて、何も対策をしていない個人事業主に技術面、誠実性が完璧な業者であったとしても仕事の発注は難しくなります。
個人事業主として独立をお考えの方は、まずはじめに保険について考えてみましょう。
個人事業主の建設業者に必要な保険
まずは、下記の3つに加入しましょう。
- 労災保険
- 社会保険
- 民間保険や共済
労災保険
1人でも従業員を雇用したら、労災保険に加入しないといけません。
元請になる場合は、下請け業者さんの分も含めて労災への加入が必要です。
労災保険は、労働局・労働基準監督署・ハローワークで加入できます。
また、誰も雇用しない一人親方も「一人親方労災保険特別加入制度」で労災に加入できます。
事故があっても保険がおりないと、その後の生活に問題がでます。
社会保険
一人親方は、国民健康保険・国民年金に加入することになります。
役所で加入手続すればOKです。
また、前述のとおり、個人事業主でも5人以上を雇用したら社会保険の加入が必要です。
日本年金機構に申請しましょう。
民間保険や共済
民間の保険は下記の4つに加入しておけばOKです。
- 掛け捨ての死亡保険
- 医療保険
- ガン保険
- 賠償責任保険
賠償責任保険は、損害保険の中に付加されているケースが多いです。
また、小規模企業共済への加入も検討してみてください。
もし廃業してしまったときの生活資金の積み立てや、事業資金の借入ができるメリットもあります。
掛け金は全額所得から控除できるので、節税にも有効です。