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遺言書をのこすメリット

メリット1相続手続きが簡単になる

遺言者が亡くなると、その方がのこした財産は相続人に引き継がれることになりますが、財産を実際に引き継ぐまでには、行わなければならない手続きがあります。遺言書があると、このような相続に伴い必要となる手続きが簡単になります。遺言書が無い場合は(相続人全員の署名印鑑が必要です。相続人の一人でも署名印鑑を貰うことができなければ、相続手続きは進みません。)

メリット2自分の想いを伝えることができる

遺言書は、財産の分け方だけではなく、のこさをれた方へのメッセージのことを「付言事項」と言います。遺言書の中に書くこともできる「お手紙」と表現した方がイメージしやすいかもしれません。

付言事項を書くかどうかは、遺言書を書く人の自由であり、書く内容も自由です。もっとも、遺言書に書くという性質上、どのような想いでその遺言書を書いたのか、財産の分け方に対するおもい、大切な家族に伝えきれなかった想いや、のこされた家族・相続人に対する感謝、励まし、将来に向けてのメッセージなどを付言事項として書かれる方が多くいらっしゃいます。

この付言事項は法的な効力はありません。しかしながら、付言事項を書くことにより、遺言書により一層の温かみを与えることができます。

メリット3相続人の財産調査がラクになる

被相続人が生前にどのような財産を持っていたかについて、相続人が被相続人から知らされているとは限りません。そのような場合、被相続人が亡くなった後、相続人は被相続人の遺産を調査し、探し出す必要があります。タンスの中にしまわれていた通帳や家に届いていた郵便物、生前の会話など頼りに、かなりの手間と時間と費用をかけて、遺産の調査を行わなければなりません。

しかし、被相続人が遺言書を書き、その遺言書に「財産目録」を添付してあれば、このような遺産の調査を行う必要がなくなります。

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